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結納(一) | ||||||||||||
婚約という無形のものに結納という形式をふませて、まわりの人たちからも 祝福されたいと願うのが、このしきたりの意味なのです。 |
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●地域による違い すべての儀式のなかでも、とくに結納については地域によって慣習のちがいが はげしいことを念頭において、仲人を通して十分意志の疎通をはかり誤解や 行きちがいのないようすすめたいものです。一般に関西は丁重で関東は簡略な 傾向があります。 結納品についても、各々の地域に用いられる品物を販売店で調べてととのえることです。 ●結納品 結納品は、九品目、七品目、五品目などのセットが市販されています。 ●目録、受書の書き方 目録、受書は市販のセットの中に含まれています。 結納金である男性側からの「御帯料」女性側からの「御袴料」という文字は、 市販の目録または受書の最初のあいている一行に書き入れます。 目録または受書の名前と宛先は、結婚する本人の氏名を書きます。 目録、受書は濃い墨でていねいに書きます。 ●結納金 結納金の額は、月給の二〜三倍が目安です。 女性の側からの結納返しは、関東では「御袴料」として半返し、関西では、 半返しせず結婚のとき三分の一程度をお土産として持って行くようです。 このように地方によって慣習がいろいろに異なりますし、時代の変化とともに 変っていきます。 仲人さんを通じて双方で充分意志疎通をはかりたいものです。 |
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